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新潟県公安委員会指定『水原自動車学校』の社員ブログ。「一生に1回しかない教習所生活。楽しくなきゃおかしい!」そんな一言から始まった、有意義な教習所生活を応援するブログ。

教習番号18 項目7『車に働く自然の力と運転』 その2

自然の力を理解していないとバイクはムズイ? 画像:写真AC

今回は『自然の力』その2として、「二輪車(バイク)の特性」を中心に解説します!

「普通自動車免許を勉強するために来たのに、なんでバイクの勉強も必要なの?」と質問を受ける事があります。

学科試験は、二輪車も普通車も同じ問題を受験しますし、また、自分以外の車両の特性などを知る事で「予測力」なども向上でき、安全運転につなげる事ができます。

二輪車の運転は、身体を全体を使ってバランスをとる必要があるので「自然の力+運転姿勢と走行のさせ方」が大切になります。

それでは、『二輪車』と『車に働く自然の力と運転』について学んでいきましょう。

 

二輪車の特性

自転車を運転する時も一緒ですが、二輪車は人車一体となってバランスをとらなければいけません。自転車の時も無意識にバランスをとっているはずです。

そのため、路面の傾きや状態により、運転姿勢を変える必要があります。

また、二輪は転倒しやすいので、無意識に路面に注意が集中しやすくなってしまいます。その影響で、視野が縦長(目の前の路面とその先)になりやすくなります。ヘルメットの特性もあり、横からの情報に対して遅れや不足が発生しやすいです。

カーブでのブレーキは非常に転倒しやすいので、カーブの手前で速度を遅くすることが必要です。

 

乗車姿勢

二輪車(MT)の一例 画像:写真AC

二輪車(AT)の一例 画像:写真AC

MT車とAT車では二輪車の構造上大きく姿勢が変わってきます。

ですが、共通して大切なことは下半身で体を支え人車一体となることです。そのためにMT車ではタンクを両ひざでしめる(ニーグリップ)、AT車では両足と腰当てで突っ張るようすることが大切です。上半身は力を抜き肘にゆとりを持つようにしましょう。

 

二輪車の選び方

二輪車の中にも大きい小さい、重い軽いなどの違いが多くあります。

足が地面に届かなかったり、重すぎて押して歩けないような二輪車を買ってしまっては安全に運転することはできません。なのでポイントとしては両足のつま先が地面に届き、安定して押して歩ける二輪車を選びましょう。

 

走行の仕方

二輪車は車体が小さいため、他の人から視点で見ると、実際よりも距離は遠く、速度は遅く認識されがちです。また、他の車の死角に入らないように気をつけなければなりません。

二輪車を運転した経験がない人には、その特性が分からず判断ミスをする可能性があります。それらにも対応できるように余裕を持って、二輪を運転しましょう。

 

カーブでの運転

カーブではハンドルを使って曲がるイメージではなく、車体と体を傾けて曲がるようにしましょう。

またMT車では、カーブを走行中クラッチを切って(惰性で)曲がらないように気を付けてください。

 

ブレーキをかけるときの注意

ブレーキを上手に使わなければ転倒につながってしまいます。

ブレーキをかけるコツは、車体を垂直に保ち、ハンドルを曲げない状態で前後輪のブレーキを同時にかけましょう。その時に、乾燥している路面では前輪ブレーキを強めに、路面が滑りやすいときは後輪ブレーキを強めに使う様にしましょう。

まとめ

二輪車に乗る人も乗らない人も、『二輪車の特性』を知っていることは、お互いの安全にとって大切な知識です。

「向こうから来る二輪車、意外と近いかも…、思った以上に速いかもしれない」や「二輪は転びやすいから…」など、予測し準備をすることができます。

『彼を知り己を知れば、百戦あやうからずや』です。自分の車両だけでなく、他車の特性などを知る事で、どんな場面でも安全にやり過ごすことができるようになりたいですね!

 

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