自動車学校・教習所に通いたい人を応援するブログ

新潟県公安委員会指定『水原自動車学校』の社員ブログ。「一生に1回しかない教習所生活。楽しくなきゃおかしい!」そんな一言から始まった、有意義な教習所生活を応援するブログ。

自動車学校での試験って何があるの?【卒業検定編】

さあ、ラスボスの卒業検定! 画像:社員AC

皆さん、こんにちは~!

今回はよくある質問「自動車学校、どんな試験があるの?」の、ラスボス的存在の『卒業検定』についてです。

 

suibarads.hatenablog.com

前回の仮免許学科試験の次の一大イベントが「卒業検定」です。

この検定に合格すると、ついに!もう!教習所に行かなくて良いのです!!(笑)

※お話のメインは『普通自動車一種免許』になります。

※自動車学校で行う技能に関する試験は「検定」と表現されています。

 

大まかな試験の種類

教習所のざっくりとした流れです。

①第一段階(技能と学科を勉強)

②修了検定&仮免許学科試験

③第二段階(技能と学科を勉強)

④卒業検定

⑤本免許学科試験※自動車学校卒業後、免許センターで受験

このような順序・タイミングでしたよね!

今回のお話は「卒業検定」、技能の最終試験が今回のテーマになります!

 

卒業検定とは?

卒業検定とは、教習所の最後の締めくくり。技能の修得度を測る試験です。

内容は、路上検定と場内検定、両方を行ないます。

路上検定では、公道を走り他の交通の流れにのり、周囲に迷惑をかけずに走行する技術があるかどうかを測定されます。

場内検定では、方向変換か縦列駐車、どちらかが行われます。

 

この検定に合格すると「一人で運転できる技能が習得できました」を証明する『卒業証明書』が渡されます。

 

検定の流れ

検定の開始前には『検定説明』という時間があります。

この時に、上記の卒業検定の内容が説明されます。疑問点などあれば、その時にしっかりと質問しておきましょう。
検定のコースが発表されます。「Aさんは、路上検定は○○コース、場内検定は方向変換」、「Bさんは△△コースと縦列駐車でお願いします」という感じになっています。

自分でコースを選ぶことはできません。

路上検定では、道順については検定員(つまり試験官)が指示します。
「次の交差点を右折しましょう」と言われますので、とにかく落ち着いて運転に集中することが大切です!

場内検定の「方向変換」や「縦列駐車」は、だれにも邪魔されず集中してできる環境で検定できます。落ち着いて練習どおりにやりましょう!

 

合格点

100点からの減点方式で、検定終了時に70点以上であれば合格です。
合図を出さない…、フラフラした…などが累積減点され、持ち点が70点を下回ると不合格になります。
その他「一時不停止」「信号無視」などの危険な行為があった場合は、その場で不合格になってしまいます。

 

まとめ(注意事項と心構え)

基本的には、練習してきたことが発揮できれば合格は可能です。
ですが緊張しますよね…。
注意事項としては
・確認を大きくはっきりする。「ちゃんと見ています」が伝わること。
・無理は禁物。「うーん…、いいや、行ってしまえ!」みたいな一か八かはやめる。
これらは、簡単でかつ、大きなポイントと思います!

練習中にも指導員がたくさんアドバイスしますので、それらをしっかり身につければ大丈夫!

心配ならいつでも、指導員、事務員に相談してくださいね!
では、一発合格を祈っています(^_-)-☆

 

 

新潟県公安委員会指定 水原自動車学校

フリーダイヤル:0120-62-0808

公式ホームページ:https://www.unten.co.jp/

自動車学校での試験って何があるの?【仮免許学科試験編】

「試験」って言うと緊張しちゃうます 写真:画像AC

皆さん、こんにちは~!

今回はよくある質問「自動車学校、どんな試験があるの?」の一つをお話ししますね!

前回の記事

suibarads.hatenablog.com

「修了検定」に合格すると、次は『仮免許学科試験』!今回はこの学科試験についてお話します!

※お話のメインは『普通自動車一種免許』になります。

※自動車学校で行う技能に関する試験は「検定」と表現されています。

 

大まかな試験の種類

前回もお話しましたが、おさらいしましょう。どんな順序で試験があるかと言うと…

①第一段階(技能と学科を勉強)

修了検定仮免許学科試験

③第二段階(技能と学科を勉強)

④卒業検定

⑤本免許学科試験※自動車学校卒業後、免許センターで受験

このような順序・タイミングでしたよね!

今回はお話は「仮免許学科試験」、つまり筆記試験ですね。技能検定よりは緊張しないかも?

 

仮免許学科試験とは?

仮免許学科試験は、基本的な交通に関するルールやマナーが理解できているか、自動車の装置などに関する問題もでてきます。

試験問題は50問あり45問以上正解で合格になります!

制限時間は30分なので、ちょっと焦るかもしれません。まずは「これは自信があるぞ!」という問題を確実にこなし、不安な問題は後回しのほうが効率が良いかもしれないですね!

回答の方法は「○✖」のマークシート形式です。皆さんは慣れていると思います。

 

筆記試験の準備

第一段階の途中に「仮免許前効果測定」と言う『模擬試験のようなもの』があります。

単純に「今まで勉強した内容を正しく理解できているか測定してみよう」と言うものです。この時に自分の弱点や理解不足を洗い出しましょう。

また、学科試験対策の問題集や、パソコンやスマホでできる練習問題も用意ししている教習所も多いので、真面目にコツコツと勉強すれば、仮免許学科試験の対策は万全となるでしょう!

 

まとめ(注意事項と心構え)

教習所の日々の授業な中で、「勘違いしやすい知識」や「超重要なルール(本当は、重要ではないルールはないですけどね)」は、指導員も声を大にしてお伝えしています。

ですので「授業中はしっかり聞く」、「分からないことは質問する」、「日々、練習問題などにチャレンジして問題慣れする」、これらの準備をしておけば、特に難しい試験ではありません!

万全な体調と準備で臨めば、一発合格間違いなし!

では(^_-)-☆

 

 

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自動車学校での試験って何があるの?【修了検定編】

検定員に見られて運転… ドキドキ 画像:写真AC

皆さん、こんにちは~!

今回はよくある質問「自動車学校、どんな試験があるの?」にお答えしたいと思います!

やっぱり「試験」っていうと、緊張しますよね。どんな対策すればよいかも含めて不安がいっぱいですよね。

今回は、気になる試験の一つ、『修了検定』についてお話しようと思います!!

※お話のメインは『普通自動車一種免許』になります。

※自動車学校で行う技能に関する試験は「検定」と表現されています。

 

大まかな試験の種類

そもそも運転免許を取るまでには、『いつ』『何の』試験があるのでしょうか?

①第一段階(技能と学科を勉強)

修了検定&仮免許学科試験

③第二段階(技能と学科を勉強)

④卒業検定

⑤本免許学科試験※自動車学校卒業後、免許センターで受験

このような順序・タイミングで各種の試験があります。

自動車学校では、技能試験を『検定』と表現しています。

今回は一番初めの難関「修了検定」についてお話します!

 

修了検定とは?

修了検定では、ルールにそって正しい運転ができ、安全でスムーズな運転ができるかを採点します。

この検定と仮免許学科試験(後日説明します)に合格すると、『路上教習』、つまり、ほかの一般車が走る公道に皆さんも走ることになります。

ですから、一般道でも周りに迷惑をかけないレベルであることも必要ですね。

 

検定の流れ

検定の開始前には『検定説明』という時間があります。

この時に、上記の修了検定の内容が説明されます。疑問点などあれば、その時にしっかりと質問しておきましょう。

道順は検定員(つまり試験官)が「次の交差点を右折しましょう」などの指示がありますので、とにかく落ち着いて運転に集中することが大切ですね!

合格点と検定の範囲

検定開始時には100点あります。検定中に「あ、フラフラしちゃった」「確認忘れた!」などがあると減点されていきます。

検定終了時に、残った点数が70点以上であれば合格になります。

検定の範囲は「乗車するとき」から「降車が完了するとき」までになります。

ですから、「あー、やっと検定が終わった!」と気が抜けて、『周囲の確認をしないでドアを開けてしまった!ドアの横に人が!!』…このような場面も減点の対象範囲になります。

 

まとめ(注意事項と心構え)

「ポールにぶつかった…」「他の車を邪魔してしまった…」、このような場面では、大きな減点や検定中止の恐れがあります。※検定中止:その場で不合格が確定し検定が中止されること。

「ポールにぶつかるかどうかギリギリだけど、まあイチかバチかで運転だ!」ではなく、「ポールにぶつかりそうだ、無理をせずに一旦止まって対処しよう」が正解です。

減点の可能性はありますが、「車体がポールにぶつかる」よりは何百倍もメリットがあります。

「検定説明」の時の話には、注意事項や心得えがたくさん含まれています。

しっかりと説明を聞き、また、第一段階の練習でしっかり技能を身につけましょう!

次回は、仮免許学科試験についてお話しますね!

では(^_-)-☆

 

 

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深視力検査とは?どんな検査か、注意事項を解説!

安全運転のためには視力は大切! 画像:写真AC


こんにちは!
今回は、今大人気の二種免許などの職業運転免許に関わるお話をしようと思います。
タクシーなどの二種免許、トラックなど大型・中型・準中型免許の教習を受ける時には、「深視力検査」という目の検査を受けます。
「深視力検査?何それ?聞いた事がないよね…」というかたが多いと思います。
さて、どんな検査なのか、なぜこのような検査があるのか、見てみましょう!

「深視力検査」とは?どの免許で必要?

深視力の検査は「三桿法(さんかんほう) 」と呼ばれる方法で行います。

・測定器機の中に、3本の棒があります。
・真ん中の1本が一定の速度で前後に動きだします。
・この3本が横に並んだ瞬間に「停止ボタン」を押します。

停止した棒が、横の棒との誤差が平均2㎝以内であれば検査は通過となります!

視力が良くな人、乱視や左右の視力に偏りがある人には、意外と難しいと言われています。

この検査が必要な運転免許は、第一種の大型・中型・準中型、けん引、そして、全ての第二種免許になります。

 

なんの為に、いつ検査する?

大型のバスを運転するのであれば、車体が大きいのため「遠近感をつかむ」という能力はとても大切ですよね。タクシーもお客様を目的地に安全に送り届けるために、狭い道も通過する必要があるかもしれません。

それらを可能にするためにも、視力は特に大切です。「物体との距離の差(遠近感)をつかむ能力」が一定の基準を満たしているのかを確認する検査が「深視力検査」になるのです。

さて、この検査は「いつ、どこで」行うのでしょうか?

・教習所への入所時、

・教習所での仮免許発行前(大型車教習などの場合)

・運転免許試験場(免許センター)での試験前

上記のタイミングで検査が行われます。

 

深視力検査は難しい?コツはあるの?

私から言わせていただきますと……難しいです(泣)。

私自身、視力が悪く乱視が入っているのでメガネをかけているのですが、小さい棒をじっと見てるとボヤケて見えるのです。

深視力に不安があるかたは、自動車学校か近くのメガネ屋さんに相談しましょう。

深視力検査機は特殊なので、全ての自動車学校、メガネ屋さんにはありません。

事前に電話などで相談してみましょう。

また、Youtubeなどにも「深視力の動画」などが公開されていますので、参考にするとよいと思います。

よくあるコツは

・3本の棒が、同じ太さに見える時

・3本の棒が、同じ長さに見える時

これが、3本が横一列になった時のポイントと言われています。

このポイントを理解している私でも、上手くいかない時が多々あります(笑)。

最後に

「深視力、少し不安だなぁ」と思ったら、とにかく自動車学校かメガネ屋さんに相談しましょう。

特にメガネ屋さんは「視力矯正のプロ」です。

メガネが必要な状態であれば、すぐに作ってくれますので安心です。

その他で大切なことは、深視力の前は「しっかり目を休める」、これに限ります!

インターネットで「適切な目の休め方」などで検索すると、良い方法がたくさんHITします。

普段の生活においても目は大切ですから、しっかり労わってください。

そして深視力検査を無事にパスして、職業系の運転免許をとってプロドライバーになってくださいね!

 

 

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学科教習23 項目12「乗車と積載」

運転の妨げにならないように! 画像:写真AC


皆さんこんにちは、今回は学科教習23のうちの項目12「乗車と積載」についてお話していこうと思います。

「レンタカー借りてみんなで旅行行かないか?」

「おっ!いいね!6人で旅行なんて久しぶりだね♬」

「レンタカーは軽自動車でいいよね、安いし。狭いけどなんとか行けるでしょ!」

楽しそうな会話ですね。

でもちょっと待って…、その人数、本当に乗れるのですか??

この車は何人乗りなのか、どのくらい荷物が積めるのかを把握していることも運転手の務めですよね。

 

【目次】

 

乗車または積載の方法

①運転者は、座席でないところに人を乗せたり、荷台や座席でないところに荷物を積ん

 だりしてはいけません。

 つまり、「人は座席」「荷物は座席か荷台(トランク)」ということですね。

 しかし貨物自動車に荷物を積んだときは、その荷物の見張りのために必要最小限度の

 人を荷台に乗せることができます

 

②自動車に人や荷物をのせるときは、次のようなのせ方はいけません。

・運転の妨げとなるのせ方。

・自動車の安定性が悪くなるのせ方。

・方向指示器やナンバープレートなどが見えなくなるのせ方。

 

乗車または積載の方法の特例

しっかり積み込めば安心! 画像:写真AC

出発地の警察署長の許可を受けたときは次のようなのせ方ができます。

・荷台や座席でないところに荷物を積むことができる。

・貨物自動車の荷台に人を乗せることができる。

 

乗車または積載の制限

乗車定員

乗車定員(運転者を含む)は、車検証に記載されている人数を超えてはいけません。ただし、子供(12歳未満)を含む場合はこの限りではありません。

子供(12歳未満)は3人で大人2人分と数えます。

 

積載の制限

積載量は車検証の記載を超えないようにしましょう。

量ばかりではなく積み方にも決まりがあります。

四輪車の場合

・前後それぞれ、自動車の長さの10分の1まではみ出すことができる。

・左右それぞれ、自動車の幅の10分の1まではみ出すことができる。

・高さは地上から3.8mまで(軽自動車は地上から2.5m)

二輪車の場合

・積載装置の長さ+0.3mまではみ出すことができる

・左右それぞれ、積載装置の幅+左右0.15mまではみ出すことができる

・高さは地上から2mまで

 

初心運転者の二人乗りの禁止

二人なら楽しさ2倍! 画像:写真AC

大型二輪免許や普通二輪免許を取得してから1年を経過していない人は、二人乗りをしてはいけません。ただし、側車付き(サイドカー付き)は除きます。

※他にも免除される条件があります。

 

転落などの防止

運転者は、人が転落したり、荷物が転落・飛散しないようにドアを確実に閉め、ロープやシートを使って確実に積みましょう。また、転落してしまった場合には速やかにその物を除去するなど対応をしましょう。

 

危険物の運搬

危険物を運搬するときは、包装・積載などを確実にし、危険物を運搬中であることを示す表示板などを掲げるようにしましょう。また、駐車中も危険物の見張りなどをしましょう。

 

まとめ

今回は「乗車と積載」についてお話してきました。

間違った方法では違反になるだけでなく、重量やバランスの悪化が原因で悲惨な事故につながる例も少なくありません。

同乗している大切な人や、他の車を巻き込んでしまわないためにも正しいのせ方を守るようにしましょう。

 

 

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学科教習22 項目11「駐車と停車」その2

このよう標識の意味は? 画像:写真AC


皆さん、こんにちは!今回は「駐車と停車」の項目の後半戦です!

「駐停車の仕方など」、つまり具体的にどのように駐車するか?について学んでいきたいと思います。

「ここは駐停車禁止場所じゃないぞ。よし!じゃあ、ちょっと車を停めよう」と思っても、はたして道路のどの辺に車を停めれば良いのか、路側帯には入って良いのか?等、まだ考えないといけないことはあるんですね。

ぜひ自信を持って駐停車ができるよう、理解を深めていきましょう。

 

【目次】

 

駐車と停車の方法

駐停車するときは、次の方法でしなければいけません。

①歩道や路側帯のない道路では、道路の左端に沿うこと(自動車を道路左側のギリギリに寄せて駐停車)

②歩道のある道路では、車道の左端に沿うこと(自動車を歩道ギリギリに寄せて駐停車)

③路側帯のある道路では

(1)路側帯の幅が0.75m以下の場合は、車道の左端に沿うこと(路側帯に入らず、路側帯の白線に沿って駐停車する)

(2)路側帯の幅が0.75mを超える場合は、路側帯の中に入り左側から0.75m以上あけること

(3)駐停車禁止路側帯と歩行者用路側帯では、車道の左端に沿うこと(路側帯に入らず、路側帯の白線に沿って駐停車する)

④高速道路では、路側帯に入って左端に沿うこと

⑤道路に平行して駐停車している車に並んで駐停車しないこと(二重駐停車)

⑥標識や標示により駐停車方法が指定されているときは従うこと

 

駐車時間の制限など

あらら、これは… 画像:写真AC


長時間駐車の禁止

①道路を車庫代わりにしてはいけない

②道路上に駐車する場合は、同じ場所に引き続き12時間(夜間は8時間)以上、駐車をしてはいけない(特定の村の区域を内の道路を除く)

違法駐車に対する措置

①違法駐車している車の運転者や、その車の管理について責任がある人が、現場で警察官や交通巡視員からその車の移動を命じられたときは、ただちにその車を移動しなければならない。

②違法駐車している車の運転者や、その車の管理について責任が現場にいないときは、レッカー車により移動することがある。

この場合、車の移動・保管などに要した費用は、その車の運転者や使用者などの負担になります。

 

車から離れるときの措置

危険防止の措置

車から離れるときは、車が暴走(二輪車は転倒)しないように次の措置をこうじなくてはならない。

 

四輪車の場合

①ハンドブレーキをかけ、エンジンを止める

②ギアは平地や下り坂ではバック、上りではローに入れておく

 (オートマチック車では場所に関係なくパーキングに入れておく)

③坂道では輪止めをする

 

二輪車の場合

①地面の固い平らな場所を選ぶ

②センタースタンドを使って立てる

③サイドスタンドのときはギアをローに入れ、ハンドルを左にいっぱいに切る

盗難防止のための措置

盗難車が犯罪に使われているケースは多くあります。そのような犯罪を防止するためにも、車から離れるときは車を盗まれることのないように次のことをしなければならない。

 

四輪車の場合

①エンジンキーを抜き取る

②窓を確実に閉め、ドアロックをする

③ハンドル施錠装置や警報装置などを作動させる

④貴重品などはトランクに入れて施錠する

 

二輪車の場合

①ハンドルロックをする

②エンジンキーを抜き取る

③車輪ロック装置を併用し、施錠する

 

保管場所の確保

自動車(二輪車は除く)の保有者は、住所などの本拠の位置から2キロメートル以内の道路外の場所に自動車の保管場所を確保しなければならい。

 

まとめ

今回は「駐車・停車」の後半「駐車、停車の仕方など」について学んできました。駐車や停車を行うときは、禁止場所や状況にならないことと、駐停車の仕方両方の知識があって初めてできるようになるわけです。駐車、停車はかなり利用頻度があり、違反になりやすいだけに今回の内容をしっかり覚えておいてくださいね。

 

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学科教習22 項目11「駐車と停車」その1

どこでも見かける光景ですね 画像:写真AC

こんにちは!

もしあなたが運転している時に電話がかかってきたらどうしますか?まさか運転したまま出たりしないですよね(汗)。

そのような時は道の脇に車を停めて電話にでますよね。

また、車から友達が乗り降りする時なども、車を道の脇に停めると思います。

車を道路脇に停める時は、周りの迷惑にならないか?違反にならないか?など、十分に注意が必要ですよね。

今回は、車を停める時の知識「駐車と停車」を学びます。内容が多いので前半「駐車、停車の禁止について」、後半「駐車、停車の仕方等」、二つに分けてお話したいと思います。

 

駐車と停車の意味

教習所の言葉、似ているものが多いですよね!まずは「駐車」と「停車」の意味の違いをはっきりさせましょう。

駐車の意味

駐車とは、次のような場合の車の停止をいいます。

①車が継続的に停止すること※下記のような状態を継続的に停止と言います

(1)客待ち・荷待ちによる停止

(2)5分を超える荷物の積みおろしによる停止

(3)故障・その他の理由による停止

②運転者が車から離れていて、すぐに運転できない状態で停止すること

停車の意味

停車とは、駐車以外の車の停止をいいます。

①人の乗り降りのための停止

②5分以内の荷物の積みおろしのための停止

③運転者がすぐに運転できる状態での、短時間の停止

 

駐車・停車の禁止と例外

この標識の意味、分かりますか? 画像:写真AC

駐車・停車禁止の必要性

違法な駐停車は、交通の迷惑になるだけでなく、見通しも悪くなるため、子どもの飛び出し事故等の原因になります。

また、パトカーや消防車などの緊急自動車の通行の妨げになるおそれもあります。駐停車できる場所かしっかり確認してから止めるようにしましょう。



駐停車禁止の場所

次の場所では、駐車も停車もしてはいけません。しかし赤信号や踏切の直前など、法令の規定により一時停止する場合、警察官の命令や危険防止のために一時停止する場合などは別です。

①「駐停車禁止」の標識や標示のある場所

②軌道敷内

③坂の頂上付近やこう配の急な坂(上り、下りとも)

④トンネル(車両通行帯の有無は関係なし)

⑤交差点とその端から5メートル以内の場所

⑥道路のまがり角から5メートル以内の場所

⑦横断歩道・自転車横断帯とその端から前後5メートル以内の場所

⑧踏切とその端から前後10メートル以内の場所

⑨安全地帯の左側とその前後10メートル以内の場所

⑩バス・路面電車の停留所の標示板(標示柱)から10メートル以内の場所

 (運行時間中に限る)

 

駐車禁止の場所

次の場所では、駐車してはいけません。

しかし、警察署長の許可を受けたときは別です。

①「駐車禁止」の標識や標示のある場所

②火災報知機から1メートル以内の場所

③駐車場・車庫などの自動車専用の出入口から3メートル以内の場所

④道路工事の区域の端から5メートル以内の場所

⑤消防用機械器具の置場・消防用防火水槽・これらの道路に接する出入口から5メートル以内の場所

⑥消火栓・指定消防水利の標識が設けられている位置や、消防用防火水槽の取り入れ口から5メートル以内の場所

 

無余地駐車禁止と例外

駐車した場合、車の右側の道路上に3.5メートル以上の余地が取れない場所では、駐車をしてはいけません。

また、標識により駐車余地が指定されているときには、その余地が取れな場所では駐車できません。

しかし、例外として次の場合は、例外として駐車することができる。

①荷物の積みおろしで運転者がすぐに運転できるとき

②傷病者の救護のためにやむを得ないとき

標識による駐停車可

駐停車や駐車が禁止されている場所でも、標識により特に認められている場合は、駐車や停車ができます。

高齢運転者等標章自動車の特例

駐停車や駐車が禁止されている場所でも、標識で高齢運転者等専用場所に指定されている場所は、車両番号が記載された専用場所駐車標章を全面ガラス内の見やすい場所に表示している普通自動車(高齢運転者等標章自動車)に限り、駐車や停車ができます。

 

まとめ

今回は「駐車・停車」の前半「駐車、停車の禁止について」学んできました。

免許を取って自分で運転するようになるといろいろな場面で駐車や停車をすることになるでしょう。そのたびに、他の交通の迷惑になったり、交通違反になるわけにはいきませんね。楽しい車ライフを送るためにもしっかりと学んでいきましょう。

では、後半「駐車、停車の仕方等」に続きます。

 

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学科教習21 項目10「自動車の保守管理」

 

私、機械には弱いのです… 画像:写真AC

皆さんこんにちは!

今回は「自動車の保守管理」についてお話していきます。車を運転中、アクセルが戻らなくなったり、ブレーキが効かなくなったらどうしましょう。落ち着いて行動できますか?・・・難しいですよね"(-""-)"

そのようなことにならないように、自分の車をしっかりと点検できるようにしておきましょう。そして、不具合が見つかったときは、すぐに自動車修理店などに持っていき直してもらいましょう。

 

【目次】

 

自動車各部の保守と点検

走行に必要な装置の点検・手入れ

四輪車の場合

ウインドウガラス:ウインドウガラスの汚れは視界不良につながります。ガラスクリーナーなどできれいにしましょう。

ライト類やバッテリー:ライト類が点灯するか点検しましょう。レンズもきれいにふき取りましょう。バッテリーは電解液の量を見ましょう。

ワイパー:ワイパーブレードがしっかりとふき取ってくれるか確認しましょう。

ウインド・ウォッシャ液:液の量と、ウォッシャ液がかかる位置を確認しましょう。

 

二輪の場合

ライト類・バッテリー:四輪と同様の点検をしましょう。

各部の注油:チェーンなど金属のこすれ合う部分に油をさし、動きをよくしましょう。

チェーン:チェーンの中央部を押してみて、張り具合を確認しましょう。  

ナット・ボルトの締め付け:ナットやボルトがしっかりと閉まっているか確認しましょう。

 

携行品・工具などの点検および使用法

発炎筒や停止標示機材などが車に備わっているか、また非常時にすぐ使用できるか点検・確認することは運転者の義務です。また、スペアタイヤへの交換などもスムーズにできるように練習しておきましょう。

 

タイヤの交換方法など

タイヤ交換  画像:写真AC

パンクなどでタイヤを交換するときは、できるだけ駐車場など道路外で行いましょう。道路内で行うときは、道路の左端で交通の妨げにならない場所行いましょう。また、平らで硬い路面を選びましょう。

学科教習のときには、模型を使って実践しますので、お楽しみに!

タイヤの交換のしかた

①輪止めをする:交換するタイヤの対角のタイヤに輪止めをする。

②ホイールキャップを外す:ホイールキャップのないのもある。

③ナットを緩める:各ナットを少し緩める。

④車体をジャッキアップする:ジャッキアップポイントでジャッキアップする。

⑤ナットをはずしスペアタイヤと交換

⑥ナットを締める:対角線の順番でナットを締める。

 

タイヤチェーンの装着方法

タイヤチェーンを取り付けるときは、他の交通の妨げにならないように安全な場所で行いましょう。また、次のことに注意しましょう。

①タイヤのサイズに合ったものを使用する。

②駆動輪につける。

③表と裏を間違えないようにする。

④チェーンを取り付けたら、チェーンバンドをかける。

⑤しばらく走ってから、もう一度チェーンバンドの点検をする。

※色々なタイプのチェーンが販売されていますので、自動車用品店の店員さんに相談をして、自分の車に適したものを購入しましょう。

 

日常点検の方法

点検完了!安心ドライブ!! 画像:写真AC

日常点検の必要性と点検義務

使用者は、走行中の事故や故障を未然に防ぐため、使用状況に応じて行う日常点検や、決められた時期に行う定期点検を実施し、必要な整備をしなければなりません。

日常点検とは、使用者が自分自身の責任において行う点検で、走行距離や運行時の状態などから判断した適切な時期に行う点検です。

なお、タクシーなどの事業用の自動車やレンタカー、定められた自家用車を運行しようとする人は、一日一回、運行前にこの点検を行わなければなりません。

 

点検箇所と点検方法

日常点検では、おもに「運転席での点検」「エンジンルームの点検」「車の周りからの点検」があります。それぞれ何を点検すればよいか見て行きましょう。

運転席での点検

・ブレーキレバーペダルの踏みごたえやすき間。(二輪のブレーキレバーも同じ)

・パーキングブレーキレバーの引きしろ。

・エンジンが速やかに始動し、スムーズに回転するかどうか。

・ウインドウォッシャ液の噴射状態。

・ワイパーのふき取りの状態。

エンジンルームの点検

・ウインドウォッシャ液の量。

・ブレーキのリザーバタンクの液量。

・バッテリーの液量。

・ラジエータなどの冷却装置の水量。

・潤滑装置のエンジンオイルの量。

・ファンベルトの貼り具合や損傷。

車の周りからの点検

・灯火装置や方向指示器の点灯、点滅、汚れ、損傷。

・タイヤの空気圧。

・タイヤのきれつ、損傷。

・タイヤの異常な摩耗。

・タイヤの溝の深さ。

 

まとめ

車も日々使っていれば故障や部品の消耗をしていきます。そのせいでうまく作動しなかったり、危険場面に陥ることもあります。

自身の命を預ける車を運転するわけですので、適切な点検が必要です。

事故や故障を未然に防ぐことが、自分だけでなく周りの人々の安全・安心につながります。

 

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学科教習20 項目9「特徴的な事故と事故の悲惨さ」

交通事故は人生を大きく変えます… 画像:写真AC


皆さん、こんにちは~!

今回は「特徴的な事故と事故の悲惨さ」についてお話しますね。

皆さんは交通事故を起こしたいですか?起こしたくないですか?

聞くまでもなく、事故なんて起こしたくないですよね。誰もがそう思っているはずです。

ですが現実としては、毎日どこかで交通事故は起きています。

今回は、どういった事故が起きているのか?その原因は?事故を起こしたらどうなるのだろう?これらにポイントを絞って学んでいきましょう。

【目次】

特徴的な事故実態

交通事故の実態と傾向

早速、質問です!一年間で、全国で何人の人が交通事故で命を落としている知っていますか?

令和4年中の交通事故死者数は、なんと3,610人です。

3,610人の命を奪った交通事故は、本当に防ぐことは出来なかったのでしょうか?

スピードオーバーや一時不停止、居眠りや飲酒運転など様々な原因があります。

怖がらせるわけではないですが、我々が運転している自動車は凶器であることを忘れず、決して気を抜いてはいけません。

我々が歩いている時でも、居眠り運転の自動車が近づいてきているかもしれません。

 

交通事故の特徴から見ていきましょう。

・死者の割合は高齢者がとても多い

・事故の発生場所は交差点が最も多く、死亡事故も多発

・カーブは事故件数は多くないが、自防事故率が高い

・事故件数は昼間が多いが、夕方から夜間にかけて死亡事故が多い

交通事故の原因とパターン

交通事故にはパターンが存在します。交通事故になりやすい運転行動を知り、予防することで交通事故を避けることができます。

わき見運転

「脇見をしている時に、前の車が停止した。慌てて急ブレーキを踏んだが、間に合わず追突してしまいました…」我々は、見ていないものに対応はできませんよね。

交差点の通過

1.交差点を直進しようとした時に、対向車が強引に目の前を右折して行き、ドキッとしたことはないですか?

交差点は、乗り物、人が交差する場所です。それぞれのタイミングや考えで行動を開始してしまい、交通事故につながる事があります。

2.左折時は巻き込み事故が多く発生しています。四輪で左折する時、巻き込み事故に注意するのはもちろんですが、二輪を運転する時もすり抜け行為などを行ってはいけません。

3.右折時は、対向車線の右折車で、その陰から来る対向直進車が見えないことがあります。慎重に右折しましょう。

 

4.見通しの悪い交差点ではしっかり一時停止や徐行をして安全確認し、出会い頭の事故に注意しましょう。

 

5.優先道路を通行中、「優先道路を走っているから自分が最優先だ!」と気を抜いていると、脇道から突然出てきた車や子供に対応できなくなります。優先意識をなくし、「脇道から出てくるかもしれない…」と注意しましょう。

 

6.前車が急停止しても追突しないように、ゆとりを持った車間距離を維持し、速度にも気をつけましょう。

速度の出し過ぎ

速度が2倍になると、制動距離や遠心力は4倍になり、自然のチカラに負けて、自動車のコントロールができなくなることがあります。カーブなどは、手前で十分減速するなど安全速度に気をつけましょう。

無理な追い越し

無理な追い越しにより、正面衝突などの大事故も発生しています。時間に追われたり、イライラすることなくゆとりを持って走りましょう。

 

二輪車の露出性と傷害

二輪車は体が外部に晒されているため事故による被害が大きくなります。必ずヘルメットをかぶり、露出性の少ない服装で自身を守りましょう。

ヘルメットは乗車用のもので規格に合ったもの(JISマークやPS(C)マークの付いたもの)を被りましょう。

服装は長袖長ズボンで手袋もしましょう。

 

交通事故の悲惨さ

交通事故や違反を起こした運転者は、つぎの責任を負うことになります。

刑事上の責任・・・懲役、禁固、罰金など

行政上の責任・・・免許の取り消し、停止など

民事上の責任・・・損害賠償

その結果、相手や相手の家族だけでなく、自身の家族も経済的にも精神的にも大きな苦痛を負わせることになります。

交通事故で亡くなってしまう、これほど悲しい事はありません。亡くなった方、残された方、全ての人生が一変します。

www3.nhk.or.jp

 

人命尊重の精神

交通事故の多くは、運転者のちょっとした不注意や気のゆるみから起こっています。つまり、運転者である私たちの考え方や心掛けで防ぐことができます。「人命尊重」の精神を持ち、譲り合いと交通ルールを守る責任感を持ちましょう。慣れてきた頃が一番危ないとかよく言われますよね。慣れと過信は禁物です。

 

シートベルトの重要性

シートベルトの着用

交通事故で死傷した人の中でシートベルトをしていなかった人の致死率は、シートベルトをしていた人の10倍以上になります。運転者は自分が着用するのはもちろんのこと、同乗者にもさせなければなりません。

シートベルトは交通事故の時にだけ役に立つわけではなく、正しい運転姿勢を保つことにも一役かっています。

妊娠中の方でも正しく着用することで、交通事故の被害を減らすことができます。ただし、妊娠の状態は人によって違うので医師に確認をとるようにしましょう。

 

チャイルドシートの使用

チャイルドシートは、交通事故の被害軽減だけでなく子供が運転の邪魔をするのも防ぐことができます。特に6歳未満の幼児を乗せて運転するときは、発育の程度に合わせたチャイルドシートを使用しなければなりません。

 

まとめ

今回は交通事故のパターンや原因を見てきました。もちろん実際の事故はもっと複雑なのもあると思います。

ですが、根本は運転者の不注意から起きているものがほとんどです。事故が減るか、死亡者が減るか、は運転者一人一人にかかっています。

交通事故を起こさないことはもちろん、事故に巻き込まれないように、いつも注意して生活したいものですね!

 

 

新潟県公安委員会指定 水原自動車学校

フリーダイヤル:0120-62-0808

公式ホームページ:https://www.unten.co.jp/

 

 

学科教習19 項目8「悪条件下での運転」その3

まさかの大雪…テンパらないためには知識が必要!

皆さんこんにちは(#^.^#)

今回は「悪条件下での運転」の最後、「その3」になります!内容が多すぎ…

「道路状況の悪いときの運転」と「非常時などの措置」についてお話ししていきますね。

「やば!こんな状況どうすりゃいいの…」と言う、切羽詰まった場面で、我々の真価が問われます!(笑)

慌てずスマートに対応できるように勉強しておきましょう!

 

道路状況の悪いときの運転

教習所内のコースや、公道での練習コースは、すべてアスファルト等で舗装された走りやすい道路ですよね。

でも、キャンプに行くときに砂利道を通ったり、スノボに行くときに大雪が降ってしまったり…等、普段と違う道路状況のときも多くあり得ますよね。

そのようなときは、皆さんどうしましょう?

「雪道が怖いから、やっぱり帰ろう」なんてことも、なかなかできませんよね。

事前に注意点を押さえておけば、少しは安心しますよね。

 

砂利道やぬかるみなどの運転

ソロキャン好きは、要注意ですよ…はまったら泣きますね

砂利道、ぬかるみのある場所では、急ハンドルや急ブレーキをすると、タイヤが空回りすることがあります。

また、砂利道、ぬかるみで停止すると、タイヤが地面にめり込んでしまい空回りしやすくなり、そこから出られなくなる可能性が高くなります。

停止しないよう一定の速度を保ってゆっくり走行しましょう。

もし、停止してしまい、タイヤが空回りするときは、毛布や砂利を滑り止めに使うと効果的です。(教科書には毛布と書いてありますが、持ち歩かないですよね…。実際には近くにある草や土砂を使うと良いかも)

また、ハンドルが取られやすいので、しっかり握りましょう。

砂利道では、小石の跳ね上げに注意しましょう。人の近くを通過するときは特に注意が必要です。

 

雨上がりなどで、地盤が緩んでいる所では、路肩に寄りすぎると崩れる危険があります。

MT二輪車では、中腰姿勢で路面からのショックを吸収しながら通行しましょう。

(AT二輪車の場合は、着座姿勢と中腰姿勢のときがあります。)

二輪車の場合、わだちから急に出ようとすると転倒につながることがあります。

 

雪道などの運転

雪道では、視界の悪さ、滑りやすさともに、雨のときよりも危険度が高いです。

タイヤチェーンやスタッドレスタイヤを装着し、「急」の付く動作(急ブレーキ、急ハンドル、急発進)は決してしないようにしましょう。

速度は控えめにし、車間距離も多めにあけましょう。また、二輪車はできるだけ運転は控えましょう。

視界

吹雪(地吹雪)などになると、視界が極端に悪くなります。昼間でもフォグランプ(霧などの視界が悪いときに使うランプの事)や前照灯、時には非常点滅表示灯を点灯させるなどして、周囲に自車の存在を知らせましょう。

また、車に雪が積もっているときは出発前に落としましょう。走行中に落ちてくると視界を遮り大変危険です。

発進時の注意

発進の時はアクセルペダルを軽く踏み、静か、ゆっくりと発進することが大切です。

踏み込みが強いとタイヤが空回りすることがあります。

路面の状態が悪くタイヤが空回りする場合は、毛布などを滑り止めに使うと効果があります。

走行時の注意

雪道では、横滑りが起きやすく、道路の端もわかりにくく危険です。走行時は次のことに注意しなけらばなりません。

・車間距離を取り、急の付く動作(急ブレーキ、急ハンドル、急発進)をしないようにしましょう。

・速度を一定に保つようにしましょう。

・なるべく「わだち(他車の走ったタイヤの跡)」を走行しましょう。

・ブレーキは数回に分けて直線部分で使いましょう。

・再発進が難しいので、坂の途中で止まらないようにしましょう。

・下り坂では停止距離が延びることを考え、早めに減速し、エンジンブレーキを多用しましょう。

注意が必要な場面

次のような場面は特に注意しなければなりません。

・雪が積もっているときのすれ違い。(路肩に寄りすぎると脱輪の危険がある。)

・日かげ、橋の上、トンネルの出入口などは、凍って滑りやすい。

・踏み切りなどの金属部は滑りやすい。

・積み上げられた雪で歩行者や他車が見えずらい。

駐車時の注意

長時間駐車するときは、凍結を防ぐためハンドブレーキはかけず、MT車はローギア(バックで出るときはR)、AT車はPに入れて駐車しましょう。

ワイパーは立てておきましょう。

 

非常時などの措置

故障や燃料切れなどで走れなくなったとき

故障や燃料切れでなどで走行ができなくなった場合は、他の交通の妨げにならにように移動させ、すみやかに修理業者などに連絡をとり対処しましょう。

一般道路で駐車するときは、夜間なら非常点滅表示灯をつけるか、停止標示機材を置きましょう。昼間もできるだけ停止標示機材を置いたり、トランクを開けたりして、他の車から気づかれやすいようにしましょう。

走行中にオーバーヒートを起こしたとき

走行中に水温計がHの近くを示したり(HOTの意味)、エンジンから異常があるときはオーバーヒートが考えられます。次の対応をしましょう。

・他の交通の妨げにならないところに車を止める。

・エンジンを止めずに水温標示が正常になるまで待つ。

・冷却装置のリザーバ・タンク内の水量を確認し、下限ライン以下なら補充する。

・冷却水の量に異常がない場合は、故障の可能性が高いので修理業者に依頼する。

 

走行中にエンジンの回転数が上がった後、故障などにより下がらなくなったとき

次のように対応しましょう。

・ギアをニュートラルにする。

・安全な場所に停止する。

・エンジンを切る。

 

走行中タイヤがパンクしたとき

走行中、急にハンドルがとられたりしたときは、タイヤのパンクが考えられます。

慌てず、次の対応をしましょう。

・ハンドルをしっかり握り、車の向きを保つ。

・断続ブレーキなどを使いゆっくり速度を落とす。

・他の交通の妨げにならに所に車を止める。

 

後輪が横滑りを始めたとき

急ハンドルや急ブレーキなどで、横滑りしたときは、次の対応をしましょう。

・アクセルを緩める。

・後輪が滑っていく方向にハンドルを切り、向きを立て直す。

・緩やかにアクセルを踏む。

 

下り坂でブレーキがきかなくなったとき

下り坂でフットブレーキがきかなくなったときは、次の対応をしましょう。

・減速チェンジする。

・ハンドブレーキを引く。

・それでも止まらないときは、待避所に逃げ込んだり、ガードレールや山肌に車を当てたりして止める。

 

対向車と正面衝突の恐れがあるとき

・警音器を鳴らしながらブレーキをかけ、できるだけ左側によける。

・道路外に危険が無いときは、道路外に出る。

 

大地震などのとき

地震災害に関する警戒宣言が発せられたとき

大規模地震対策特別措置法により、指定されている強化地域(東海地震への対策として静岡県全域や、その付近の都や県の一部)に対して、内閣総理大臣から警戒宣言が発せられる可能性があります。その時は次のような措置をとるようにしましょう。

車を運転しているとき

地震の発生に備えて低速で走行。

カーラジオなどで情報収集。

車を置いて避難するときは、できるだけ道路外に置く。

(やむを得ず道路に置くときは左に寄せ、ドアロックせずにキーもつけたままにする。)

車を運転していないとき

津波から避難するためを除き、避難のために車は使用しない。

 

緊急地震速報が発表されたとき

運転中に緊急地震速報が発表されたときは、非常点滅表示灯をつけたりして、周りに知らせながらゆっくり速度を落としましょう。

 

大地震が発生したとき

車を運転しているとき

安全な方法で左端に停止する。

停止後はカーラジオなどで情報を取り、対応する。

引き続き運転するときは、道路の損壊や信号の停止などに注意する。

車を置いて避難する場合は、左端に停止して、ドアロックはせずにキーもつけておく。

車を運転していないとき

津波から避難するためを除き、車は使用しない。

津波から非難するため車を使用する場合は、道路の損壊や信号の停止などに注意する。

 

災害対策基本法による交通規制が行われたとき

災害が発生したり、発生しそうな場合に災害対策基本法により、緊急車両以外の車両が禁止されたり、制限されたりします。一般車両は次の措置をとらなければなりません。

規制の行われている道路外に移動させる。

・すぐに移動できない場合は、道路の左に寄せ緊急車両の妨げにならにようにする。

ドアロックはせずに、キーもつけておく。

警察官が車の移動を命じた場合はそれに従い移動する。

 

武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律などによる交通の規制が行われたとき

日本に対して外部からの武力攻撃が発生りたり、発生の危険がある場合に、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律により、緊急車両以外の車両の通行が禁止されたり、制限されたりします。

また、自衛隊等の使用する車両以外の車両を禁止したり、制限したりします。

 

 

まとめ

「道路状況の悪いときの運転」も「非常時の措置」も「大地震などの時」も普段から体験しているものではありません。だからこそ慌てたり、間違った行動をしてしまいやすいです。

しかし、多くの場合が間違った行動のせいでさらに状況が悪化してしまうことがあります。

そのため、平素から対策法を学び備えておくことが必要ですね。

 

 

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教習番号19 項目8「悪条件下での運転」その2

やっぱり雨は嫌なもんですね… 画像:写真AC

皆さんこんにちは(^^♪

GWはどこか行きましたか?晴れた日もありましたが、少し雨が多くて残念でしたね。家族でドライブ旅行した方は、雨に打たれませんでしたか?

今回はのその『雨」に関わる学科です。

前回の続き「悪条件下での運転」より、『雨、霧など』に、ついてお話していきます。

雨や霧で前が見えない!だけではなく、濡れた路面は皆さんの運転に大きな影響を与えるでしょう。正しく理解する必要がありそうですね。

雨のときの運転

雨の日は、視界が悪く、路面もすべりやすくなり、ブレーキをかけても止まりにくい状況です。また、歩行者も足元に気を取られたり、傘などでまわりが見えにくかったりします。スピードを控え、慎重に運転しましょう。

視界

ワイパー

ワイパーでフロントガラスなどの水をふき取ることは有効ですが、視界はふき取り範囲に限られ、周囲が見えにくくなります。また、ワイパーのゴムが切れていたり、劣化したりしていると上手く拭き取れません。そういう時はワイパーゴムを交換しましょう。

油膜汚れはウインドウ・ウォッシャ液を使いきれいにしましょう。

窓ガラス

雨の日は車内の湿気で窓のガラスがくもりやすくなってしまいます。エアコンやデフロスター(乾いた風を窓に吹き付ける機能)などを使いくもりを取るようにしましょう。

前照灯

視界の悪い雨の日は、昼間でも前照灯をつけ、周りに自車の存在を知らせるようにしましょう。

 

路面のすべりやすさ

自転車で転んだことありませんか? 画像:写真AC
雨の降り始め

雨の降り始めは、路面のほこりや泥が浮き上がり、スリップしやすくなっています。停止や減速をするときは、急ブレーキを避け、長い距離を使って徐々に速度を減速させましょう。

速度と車間距離

濡れた路面は乾燥路面より制動距離が長くなってしまいます。そのため、速度を抑えたり、車間距離を多くとるようにしましょう。

鉄板・マンホールのふた・レールなどへの注意

鉄板やマンホールのふた、路面電車のレール等などの金属部分は濡れると非常にすべりやすくなります。上記部分では速度をおとしましょう。また、レールの上を横切るときは、タイヤとレールが直角に交差するように走行すると、より滑りにくくなります。

深い水たまりの回避

深い水たまりに入ると、ハンドルを取られたり、ブレーキに水が付いてしまいます。水がついたブレーキは、ききにくくなることがあります。できるだけ避けて通るようにしましょう。

水たまりに入ってしまいブレーキのききが悪くなった場合には、数回ブレーキを使い乾かしましょう。

ハイドロプレーニング現象

水のたまった路面を高速で走行すると、タイヤが水の層に乗ってすべり出し、ハンドルやブレーキがきかなくなることがあります。タイヤの溝の少ない車ほどなりやすいのでタイヤの溝の深さにも普段から注意をしましょう。

歩行者など周囲への気配り

歩行者や自転車に水や泥をはねないように気を配った運転をしましょう。

 

 

霧のときの運転

昼間なのに暗い…霧は恐いです 画像:写真AC

霧が出ると視界が悪くなります。前照灯やフォグランプ(霧灯とも言います)を点灯したり、警音器などを使用しながら慎重に走行しましょう。

前照灯などの使用

霧の中、前照灯を使用する場合は上向きにすると乱反射してかえって前方が見えずらくなるので、下向きで使用しましょう。

走行上の注意

先のほうが見えにくいので、中央線やガードレール、前車の尾灯などを目安にして、見える範囲で危険のない運転をしましょう。

霧が濃くて危険を感じる場合には駐車場など退避して、天候の回復を待ちましょう。

 

まとめ

我々は、雨のなか歩くなど、経験が多くあるので慣れている部分もあります。

ですが、車を運転するときには、雨は非常に厄介な要素になりますので、慎重な運転を心がけてください。

霧の中での運転は、誰しも経験が少なく、予想以上に緊張の連続です。知らない間に肩に力が入って疲れますので、早めの休憩などが大切になります。

「悪条件下での運転」の学科、今回で二回目のブログになりました。

次回は最終話の「非常の措置」と言う内容になります!

では、また(^^♪

 

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学科番号19 項目8「悪条件下での運転」その1

私の家の周りには街灯ないんですが(笑) 画像:写真AC

 

皆さん、こんにちは(^_-)-☆

今回は「悪条件下での運転」についてお話しましょう。

日本は四季がはっきりしている国と言われていますよね?ですので、季節や天候が運転に与える影響は少なくありません。冬であれば道路が凍るかもしれませんし、雨で視界が悪く運転しにくい事もありますよね。

また、一日の中でも、明るい日中もあれば、暗く視界が悪い夜もあります。

これらの時間帯による影響なども考えて運転することは大切ですね。

今回は「夜間の運転」を重点にお話しようと思います。

なお、項目8は非常に内容豊富なので「夜間」「雨、霧など」「非常時の措置」の3つに分けて書いていこうと思います。

 

夜間の運転

夜間は昼間より視界が悪いことは皆さん実感していますね。

「うわっ、こんなところに段差が…つまづいちゃった(;^ω^)」っていう経験ありませんか?おじちゃんの私は毎日です。。

昼間の明るい時間であれば、何のことはない「些細なこと」が、視界の暗い夜になると脅威になったりするのもです。

また、周囲が見えにくい分、動いている者の速度が遅く感じたり、距離感を誤ったりしやすいのです。「あのバイク、まだ遠くだし遅そうだから…」と感じても、意外と近く速いなんてこともあります。

 

前照灯の機能と視覚

うう…眩しい 画像:写真AC

夜間、車で走行するときは前照灯(ヘッドライト)を使用して視界を確保する必要があります。もちろん、ヘッドライトを使用したからと言って、周りの状況が全てが見えるわけではありません。

車のヘッドライトに関するお話をしましょう。

照射範囲

自動車のヘッドライトには「下向き(照射範囲は前方約40m)」と「上向き(照射範囲は前方約100m)」があります。

覚えていますか?時速60kmで走行した場合の停止距離は44mでしたね。

理論上ですが、時速60kmで走行している場合には、下向きではなく上向きのヘッドライトを使う事が有効と言えます。

上記以外の場面でも様々な情報を早く知るために、対向車がいない場合は積極的にヘッドライトを上向きにして運転しましょう。

対向車のライトとげん惑

対向車のヘッドライトを目に受けると眩しさのあまり、一時的に視力が低下します。

これを「げん惑」といいます。げん惑された視力が回復するまでには数秒かかるので、げん惑されないように対向車のヘッドライトを直視しないようにしましょう。

蒸発現象

自車のヘッドライトと対向車のライトの照射範囲の重なったところにいる人や物が、見えにくくなることがあります。これを「蒸発現象」といいます。暗い道路ほど起きやすいので、歩行者の動きなどを早めにつかんでおく必要があります

薄暮時の運転

日没前後は、人間の目が暗さに慣れようとする暗順応が起きます。ですが暗順応のスピードより周囲が暗くなるスピードのほうが速いため、視力が低下した状態になります。そのため、周囲の人たちに自分の存在が分かりやすいように、早めにヘッドライトをつけるようにしましょう。

 

灯火をつけなければならない場合

夜間(日没から日の出まで)、道路をする場合には前照灯、車幅灯、尾灯などをつけなければなりません。※自動車についているライトやランプの総称が「灯火」と思ってください。

昼間でもトンネルの中や霧の中などで50m(高速では200m)先が見えない時も、灯火を点灯しなければなりません。

夜間や視界の悪いときに道路に駐停車する場合

夜間に道路上に駐停車する場合には、追突防止のために非常点滅表示灯、駐車灯、尾灯のいずれかを点灯するか、50m後方からでもわかるところに駐車するか、停止標示機材を置かなくてはなりません。

 

点灯制限など

夜間などで灯火をつけての走行中は、室内灯はつけないようにしましょう。

室内が明るくなると、周囲の状況が見えづらくなります。

行き違い時などでの前照灯の操作

対向車と行違うときや、他の車の直後を走行するときなどは前照灯(ヘッドライト)を下向きにして、他者をげん惑させないように気をつけましょう。

交差点などでの前照灯の操作

見通しの悪い交差点やカーブなどでは前照灯(ヘッドライト)の上向き、下向きを切り替えたりして自車の存在をライトの明かりを使って知らせることができます。

出会いがしらの事故などの防止になります。

 

まとめ

今回は夜間についてお話しました。

皆さんも免許をとったら、夜のドライブにいきますよね!ロマンチックに夜景を見に行ったり(#^.^#) 

昼間と同じ気分で運転をして、「暗くて見えなかった…、気付かなかった…」で事故を起こすわけにはいきません。見える範囲の狭さを理解して慎重な運転をお願いしますね。

次回は「雨、霧など」について書きますので、こうご期待!!

 

 

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教習番号18 項目7『車に働く自然の力と運転』 その2

自然の力を理解していないとバイクはムズイ? 画像:写真AC

今回は『自然の力』その2として、「二輪車(バイク)の特性」を中心に解説します!

「普通自動車免許を勉強するために来たのに、なんでバイクの勉強も必要なの?」と質問を受ける事があります。

学科試験は、二輪車も普通車も同じ問題を受験しますし、また、自分以外の車両の特性などを知る事で「予測力」なども向上でき、安全運転につなげる事ができます。

二輪車の運転は、身体を全体を使ってバランスをとる必要があるので「自然の力+運転姿勢と走行のさせ方」が大切になります。

それでは、『二輪車』と『車に働く自然の力と運転』について学んでいきましょう。

 

二輪車の特性

自転車を運転する時も一緒ですが、二輪車は人車一体となってバランスをとらなければいけません。自転車の時も無意識にバランスをとっているはずです。

そのため、路面の傾きや状態により、運転姿勢を変える必要があります。

また、二輪は転倒しやすいので、無意識に路面に注意が集中しやすくなってしまいます。その影響で、視野が縦長(目の前の路面とその先)になりやすくなります。ヘルメットの特性もあり、横からの情報に対して遅れや不足が発生しやすいです。

カーブでのブレーキは非常に転倒しやすいので、カーブの手前で速度を遅くすることが必要です。

 

乗車姿勢

二輪車(MT)の一例 画像:写真AC

二輪車(AT)の一例 画像:写真AC

MT車とAT車では二輪車の構造上大きく姿勢が変わってきます。

ですが、共通して大切なことは下半身で体を支え人車一体となることです。そのためにMT車ではタンクを両ひざでしめる(ニーグリップ)、AT車では両足と腰当てで突っ張るようすることが大切です。上半身は力を抜き肘にゆとりを持つようにしましょう。

 

二輪車の選び方

二輪車の中にも大きい小さい、重い軽いなどの違いが多くあります。

足が地面に届かなかったり、重すぎて押して歩けないような二輪車を買ってしまっては安全に運転することはできません。なのでポイントとしては両足のつま先が地面に届き、安定して押して歩ける二輪車を選びましょう。

 

走行の仕方

二輪車は車体が小さいため、他の人から視点で見ると、実際よりも距離は遠く、速度は遅く認識されがちです。また、他の車の死角に入らないように気をつけなければなりません。

二輪車を運転した経験がない人には、その特性が分からず判断ミスをする可能性があります。それらにも対応できるように余裕を持って、二輪を運転しましょう。

 

カーブでの運転

カーブではハンドルを使って曲がるイメージではなく、車体と体を傾けて曲がるようにしましょう。

またMT車では、カーブを走行中クラッチを切って(惰性で)曲がらないように気を付けてください。

 

ブレーキをかけるときの注意

ブレーキを上手に使わなければ転倒につながってしまいます。

ブレーキをかけるコツは、車体を垂直に保ち、ハンドルを曲げない状態で前後輪のブレーキを同時にかけましょう。その時に、乾燥している路面では前輪ブレーキを強めに、路面が滑りやすいときは後輪ブレーキを強めに使う様にしましょう。

まとめ

二輪車に乗る人も乗らない人も、『二輪車の特性』を知っていることは、お互いの安全にとって大切な知識です。

「向こうから来る二輪車、意外と近いかも…、思った以上に速いかもしれない」や「二輪は転びやすいから…」など、予測し準備をすることができます。

『彼を知り己を知れば、百戦あやうからずや』です。自分の車両だけでなく、他車の特性などを知る事で、どんな場面でも安全にやり過ごすことができるようになりたいですね!

 

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教習番号18 項目7『車に働く自然の力と運転』 その1

自然の力を活用したアトラクションも多い 画像:写真AC

普段の生活の中で、私たちは「自然の力」に触れていますよね。

例えば、自転車で走っている時、しばらくペダルを漕がなくても走り続けたり、その後、だんだんと速度が遅くなったり、これらは眼に見えない「自然の力」が働いているからですよね。

当然、自動車を運転している時にも、多くの「自然の力」が関わってきます。

これらを知らずに運転をすると大事故になりかねません。

今回は「自然の力」が、どのように運転と関わっているのか、学んでいきましょう。

なお、この項目の内容が多いので2回に分けたいと思います。

慣性力と摩擦力

中学校の理科で聞いたことある人が多いのではないかと思います。

「運動している物体は、力を加えなければ動き続けようとする」、慣性力といいましたよね!

タイヤと路面との摩擦力で「慣性力」をコントロールして運転しているのです。

ですので、雨や雪で路面の摩擦力(摩擦係数)が下がっている時は、コントロールが困難になりやすい、ということになります。

一段階で勉強した制動距離、これは路面とタイヤの摩擦が深くかかわっているので、路面状況を考慮した運転が求められます。

また、滑りやすい路面では数回に分けてブレーキを踏む断続ブレーキも有効です。

荷物の積み方などと車の安定性

荷物を自動車に積み込む時は、重心の位置を考える必要があります。

重心(じゅうしん、center of gravity[1])は、力学において、空間的広がりをもって質量が分布するようなにおいて、その質量に対して他の物体から働く万有引力(重力)の合力作用点であると定義される点のことである。車にかかっている重さが集まってバランスが取れている点を重心といいます。 

引用元:重心 - Wikipedia

重心の意味、難しいですね(笑) 分かっているつもりですが、文章にするとややこしい!

簡単に言うと、「重さのバランスの中心」と思ってください。

自動車で考えると右側だけに人間や多くの荷物があると、車は右に傾きますよね?これは重心が右側に偏っているからです。このような状態で運転をすると、タイヤが右側だけ摩耗が激しかったり、まっすぐ走れなかったりします。

ですので、たくさんの人が乗車する場合や、引っ越しなどで多くの荷物を積む場合などは、重さのバランスが偏らないようにする必要があります。

 

カーブでの運転

ゆるいカーブでも油断は禁物 画像:写真AC

カーブでは、遠心力が働きカーブの外側へ滑り出そうとします。

タイヤと路面の摩擦力より遠心力が大きくなってしまうと、車のコントロールは難しくなります。

では、遠心力の大きさは何によって決まるのでしょう?

速度とカーブの半径でしたよね(中学の時に習いましたっけ?('_'))

遠心力は速度の2乗に比例して大きくなります。また、カーブの半径が小さいほど大きくなります。

なので、カーブ手前ではしっかり速度を落とすことが大切です。

 

坂道や山道などでの運転

重力の影響により、自動車で上る時は、後ろに下がる恐れがありますよね。

万が一、上り坂の途中で停車した時は、後ろに下がらないようにハンドブレーキを利用して発進する技術が必要になります。

下り坂では、スピードが出過ぎる恐れが出てきます。

下りではエンジンブレーキを活用して、速度をうまく調整して下れるように気をつけなければいけません。

また、坂道のすれ違いで止まらなければならない場合には、下りの車が止まって道を譲りましょう。

ただし、退避場がある時は、上り下りに関係なく、退避場がある側を走っている車が退避場にに入り、道を譲りましょう。

その他、すぐ脇が崖などで危険な時は、危険性が高いほうの道路の車が待ちましょう。

 

速度と衝撃力

速度が速ければ痛さも大きい! 画像:写真AC

「あ、ぶつかった!!やっちゃった…」

もの同士がぶつかった時のチカラを「衝撃力」といいます。

衝撃力が多きければ大きいほど、負傷者や死傷者が出てしまいます。この衝撃力も速度の2乗に比例します。そのため、速度の出し過ぎは危険だと言えますね。

逆に言えば、ぶつかる前に少しでも速度を遅くすることができるのであれば、その衝撃力を大幅に減らすことができる訳ですね。

 

まとめ

「次のカーブ、この速度だと速すぎて曲がれなくなるかも…。速度を半分に遅くすれば遠心力は四分の一になる!」ここまで考えながら運転する必要はありませんが(笑)、知識があるかないかで、運転が変わってくることは間違いないですよね。

どんなに自動車の性能が高くなっても、どんなに運転の技術が高くても、「自然の力」に逆らって運転することはできません。

だからこそ、どのような場面で、どのような自然の力が関わってくるのか?

これらを知る事で、また一歩、安全運転に近づけるのですね!

 

 

新潟県公安委員会指定 水原自動車学校

フリーダイヤル:0120-62-0808

公式ホームページ:https://www.unten.co.jp/

教習番号17 項目6『人間の能力と 運転』

おせち、何が好きですか? 画像:写真AC

皆さん、明けましておめでとうございます!今年も一緒に教習所の学科教習をまとめていきましょう!

ところで、おせち料理を食べましたか?何が好きですか?(いきなり 笑)

私は、伊達巻に目がないのです!

あの甘くてフワフワの、黄色の、グルグルを見ると…、すぐに手が伸びちゃうんです(;^ω^)

お!!運転と一緒ですね!

え?何いってるの?

伊達巻を見た⇒美味しそう!食べよう!⇒伊達巻をつかむ

この流れと

赤信号を見た⇒お!止まらなきゃ!⇒ブレーキを踏む

どうでしょうか?(笑)

という事で、今回は人間の能力が運転とどのように関わり合いがあるか、のお話になります。

※大袈裟な表現ですが、そんなに難しい話はできません!

 

認知・判断・操作

先ほどの説明の通り、我々は伊達巻を食べるかの如く、運転を行っています。

赤信号を見た⇒お!止まらなきゃ!⇒ブレーキを踏む

を、今回の学科的に表現すると…

①認知:目や耳で情報を取ること(赤信号を見た)

②判断:次の動作を決めること(止まると判断)

③操作:手足を動かすこと(ブレーキを踏む)

となります。

ですので、運転をしている時は、「認知・判断・操作」を絶え間なく繰り返しているのです。 

この「認知・判断・操作」のどこか一つ、もしくは複数ミスを起こすと事故の原因になります。

反応時間

認知から操作に至るまでには、多少なりとも時間がかかります。

この時間を反応時間といいます。

反応時間は平均1秒かかるといわれています。

この反応時間を考え「いざという時のために、ブレーキを用意しよう」などの準備が大切になります。

 

運転者の視覚

運転に必要な情報の多くは目から入ってきます! 画像:写真AC

私たちは視覚、つまり「目」から、多くの情報を得ています。

視力検査はやったことがありますよね。あれは静止した一点を注意して見た視力「静止視力」になります。

その集中して見ている一点から、左右10度ズレただけでも視力は著しく低下します。

見えていそうで、実はあまり詳細には見えていない部分もあるのです。

ですので情報が多い道、例えば歩行者が多い道路を通行する時などは、一点に集中せず常に目を動かし、たくさんの情報を収集しないと、人の動きが予想できなく危険な場面にでくわすかもしれません。

また、「順応」と言う言葉があります。

目が明るさや暗さに慣れるということです。部屋の電気を消すと、しばらくは見えにくいですが、時間が経つと見えるようになりますよね。暗さに慣れる事を「暗順応」、明るさになれることを「明順応」と言います。

トンネルの入口・出口でこの現象に遭遇します。

学科試験でもよく出題される言葉ですので、覚えておきましょう。

 

速度と距離

普段の生活の中では、「あ、あの車、速度100キロくらいでてない?」、「1メートルくらいの細い道があって…」など、速度や距離は、自分の感覚で判断することが多いですよね。

ですが、人間の感覚は必ずしも正確ではありません。体調によって、また目の錯覚で、大きく見誤る事があります。

自動車を運転してる時は、こまめに速度計を見るなど、感覚や勘に頼らない運転をすることが大切です。

 

認知・判断・操作に影響をおよぼす要因

運転し始めは楽しいですが、長時間運転すると… 画像:写真AC

疲労

疲労は注意力の衰えや眠気などにつながります。

少しでも疲れを感じた時は、無理に運転を続けなくていいように時間に余裕を持つようにしましょう。

目安として、運転2時間に一回は、休憩をとりましょう。

 

飲酒

飲酒運転は絶対ダメなことは皆さん知ってますよね?

アルコールの影響で自制心が麻痺したり、判断力が鈍ったりすることがあります。

このような状態で、運転して大きな事故を起こしてします方もいます。

「飲むなら乗るな、乗るなら飲むな」、当たり前ですが、絶対に守りましょう!!

 

まとめ

今回は運転者である我々の「人間の能力」についてみてきました。

最近は自動ブレーキシステムなど、運転のアシスト機能が多く開発されています。

ですが、運転者である「人間の能力」を超えてしまえば、自動車を制御できずに危険な場面を作りだしてしまう可能性があります。

「己を知る事」が大事なのですね!!

 

 

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