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新潟県公安委員会指定『水原自動車学校』の社員ブログ。「一生に1回しかない教習所生活。楽しくなきゃおかしい!」そんな一言から始まった、有意義な教習所生活を応援するブログ。

学科番号19 項目8「悪条件下での運転」その1

私の家の周りには街灯ないんですが(笑) 画像:写真AC

 

皆さん、こんにちは(^_-)-☆

今回は「悪条件下での運転」についてお話しましょう。

日本は四季がはっきりしている国と言われていますよね?ですので、季節や天候が運転に与える影響は少なくありません。冬であれば道路が凍るかもしれませんし、雨で視界が悪く運転しにくい事もありますよね。

また、一日の中でも、明るい日中もあれば、暗く視界が悪い夜もあります。

これらの時間帯による影響なども考えて運転することは大切ですね。

今回は「夜間の運転」を重点にお話しようと思います。

なお、項目8は非常に内容豊富なので「夜間」「雨、霧など」「非常時の措置」の3つに分けて書いていこうと思います。

 

夜間の運転

夜間は昼間より視界が悪いことは皆さん実感していますね。

「うわっ、こんなところに段差が…つまづいちゃった(;^ω^)」っていう経験ありませんか?おじちゃんの私は毎日です。。

昼間の明るい時間であれば、何のことはない「些細なこと」が、視界の暗い夜になると脅威になったりするのもです。

また、周囲が見えにくい分、動いている者の速度が遅く感じたり、距離感を誤ったりしやすいのです。「あのバイク、まだ遠くだし遅そうだから…」と感じても、意外と近く速いなんてこともあります。

 

前照灯の機能と視覚

うう…眩しい 画像:写真AC

夜間、車で走行するときは前照灯(ヘッドライト)を使用して視界を確保する必要があります。もちろん、ヘッドライトを使用したからと言って、周りの状況が全てが見えるわけではありません。

車のヘッドライトに関するお話をしましょう。

照射範囲

自動車のヘッドライトには「下向き(照射範囲は前方約40m)」と「上向き(照射範囲は前方約100m)」があります。

覚えていますか?時速60kmで走行した場合の停止距離は44mでしたね。

理論上ですが、時速60kmで走行している場合には、下向きではなく上向きのヘッドライトを使う事が有効と言えます。

上記以外の場面でも様々な情報を早く知るために、対向車がいない場合は積極的にヘッドライトを上向きにして運転しましょう。

対向車のライトとげん惑

対向車のヘッドライトを目に受けると眩しさのあまり、一時的に視力が低下します。

これを「げん惑」といいます。げん惑された視力が回復するまでには数秒かかるので、げん惑されないように対向車のヘッドライトを直視しないようにしましょう。

蒸発現象

自車のヘッドライトと対向車のライトの照射範囲の重なったところにいる人や物が、見えにくくなることがあります。これを「蒸発現象」といいます。暗い道路ほど起きやすいので、歩行者の動きなどを早めにつかんでおく必要があります

薄暮時の運転

日没前後は、人間の目が暗さに慣れようとする暗順応が起きます。ですが暗順応のスピードより周囲が暗くなるスピードのほうが速いため、視力が低下した状態になります。そのため、周囲の人たちに自分の存在が分かりやすいように、早めにヘッドライトをつけるようにしましょう。

 

灯火をつけなければならない場合

夜間(日没から日の出まで)、道路をする場合には前照灯、車幅灯、尾灯などをつけなければなりません。※自動車についているライトやランプの総称が「灯火」と思ってください。

昼間でもトンネルの中や霧の中などで50m(高速では200m)先が見えない時も、灯火を点灯しなければなりません。

夜間や視界の悪いときに道路に駐停車する場合

夜間に道路上に駐停車する場合には、追突防止のために非常点滅表示灯、駐車灯、尾灯のいずれかを点灯するか、50m後方からでもわかるところに駐車するか、停止標示機材を置かなくてはなりません。

 

点灯制限など

夜間などで灯火をつけての走行中は、室内灯はつけないようにしましょう。

室内が明るくなると、周囲の状況が見えづらくなります。

行き違い時などでの前照灯の操作

対向車と行違うときや、他の車の直後を走行するときなどは前照灯(ヘッドライト)を下向きにして、他者をげん惑させないように気をつけましょう。

交差点などでの前照灯の操作

見通しの悪い交差点やカーブなどでは前照灯(ヘッドライト)の上向き、下向きを切り替えたりして自車の存在をライトの明かりを使って知らせることができます。

出会いがしらの事故などの防止になります。

 

まとめ

今回は夜間についてお話しました。

皆さんも免許をとったら、夜のドライブにいきますよね!ロマンチックに夜景を見に行ったり(#^.^#) 

昼間と同じ気分で運転をして、「暗くて見えなかった…、気付かなかった…」で事故を起こすわけにはいきません。見える範囲の狭さを理解して慎重な運転をお願いしますね。

次回は「雨、霧など」について書きますので、こうご期待!!

 

 

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