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新潟県公安委員会指定『水原自動車学校』の社員ブログ。「一生に1回しかない教習所生活。楽しくなきゃおかしい!」そんな一言から始まった、有意義な教習所生活を応援するブログ。

学科教習19 項目8「悪条件下での運転」その3

まさかの大雪…テンパらないためには知識が必要!

皆さんこんにちは(#^.^#)

今回は「悪条件下での運転」の最後、「その3」になります!内容が多すぎ…

「道路状況の悪いときの運転」と「非常時などの措置」についてお話ししていきますね。

「やば!こんな状況どうすりゃいいの…」と言う、切羽詰まった場面で、我々の真価が問われます!(笑)

慌てずスマートに対応できるように勉強しておきましょう!

 

道路状況の悪いときの運転

教習所内のコースや、公道での練習コースは、すべてアスファルト等で舗装された走りやすい道路ですよね。

でも、キャンプに行くときに砂利道を通ったり、スノボに行くときに大雪が降ってしまったり…等、普段と違う道路状況のときも多くあり得ますよね。

そのようなときは、皆さんどうしましょう?

「雪道が怖いから、やっぱり帰ろう」なんてことも、なかなかできませんよね。

事前に注意点を押さえておけば、少しは安心しますよね。

 

砂利道やぬかるみなどの運転

ソロキャン好きは、要注意ですよ…はまったら泣きますね

砂利道、ぬかるみのある場所では、急ハンドルや急ブレーキをすると、タイヤが空回りすることがあります。

また、砂利道、ぬかるみで停止すると、タイヤが地面にめり込んでしまい空回りしやすくなり、そこから出られなくなる可能性が高くなります。

停止しないよう一定の速度を保ってゆっくり走行しましょう。

もし、停止してしまい、タイヤが空回りするときは、毛布や砂利を滑り止めに使うと効果的です。(教科書には毛布と書いてありますが、持ち歩かないですよね…。実際には近くにある草や土砂を使うと良いかも)

また、ハンドルが取られやすいので、しっかり握りましょう。

砂利道では、小石の跳ね上げに注意しましょう。人の近くを通過するときは特に注意が必要です。

 

雨上がりなどで、地盤が緩んでいる所では、路肩に寄りすぎると崩れる危険があります。

MT二輪車では、中腰姿勢で路面からのショックを吸収しながら通行しましょう。

(AT二輪車の場合は、着座姿勢と中腰姿勢のときがあります。)

二輪車の場合、わだちから急に出ようとすると転倒につながることがあります。

 

雪道などの運転

雪道では、視界の悪さ、滑りやすさともに、雨のときよりも危険度が高いです。

タイヤチェーンやスタッドレスタイヤを装着し、「急」の付く動作(急ブレーキ、急ハンドル、急発進)は決してしないようにしましょう。

速度は控えめにし、車間距離も多めにあけましょう。また、二輪車はできるだけ運転は控えましょう。

視界

吹雪(地吹雪)などになると、視界が極端に悪くなります。昼間でもフォグランプ(霧などの視界が悪いときに使うランプの事)や前照灯、時には非常点滅表示灯を点灯させるなどして、周囲に自車の存在を知らせましょう。

また、車に雪が積もっているときは出発前に落としましょう。走行中に落ちてくると視界を遮り大変危険です。

発進時の注意

発進の時はアクセルペダルを軽く踏み、静か、ゆっくりと発進することが大切です。

踏み込みが強いとタイヤが空回りすることがあります。

路面の状態が悪くタイヤが空回りする場合は、毛布などを滑り止めに使うと効果があります。

走行時の注意

雪道では、横滑りが起きやすく、道路の端もわかりにくく危険です。走行時は次のことに注意しなけらばなりません。

・車間距離を取り、急の付く動作(急ブレーキ、急ハンドル、急発進)をしないようにしましょう。

・速度を一定に保つようにしましょう。

・なるべく「わだち(他車の走ったタイヤの跡)」を走行しましょう。

・ブレーキは数回に分けて直線部分で使いましょう。

・再発進が難しいので、坂の途中で止まらないようにしましょう。

・下り坂では停止距離が延びることを考え、早めに減速し、エンジンブレーキを多用しましょう。

注意が必要な場面

次のような場面は特に注意しなければなりません。

・雪が積もっているときのすれ違い。(路肩に寄りすぎると脱輪の危険がある。)

・日かげ、橋の上、トンネルの出入口などは、凍って滑りやすい。

・踏み切りなどの金属部は滑りやすい。

・積み上げられた雪で歩行者や他車が見えずらい。

駐車時の注意

長時間駐車するときは、凍結を防ぐためハンドブレーキはかけず、MT車はローギア(バックで出るときはR)、AT車はPに入れて駐車しましょう。

ワイパーは立てておきましょう。

 

非常時などの措置

故障や燃料切れなどで走れなくなったとき

故障や燃料切れでなどで走行ができなくなった場合は、他の交通の妨げにならにように移動させ、すみやかに修理業者などに連絡をとり対処しましょう。

一般道路で駐車するときは、夜間なら非常点滅表示灯をつけるか、停止標示機材を置きましょう。昼間もできるだけ停止標示機材を置いたり、トランクを開けたりして、他の車から気づかれやすいようにしましょう。

走行中にオーバーヒートを起こしたとき

走行中に水温計がHの近くを示したり(HOTの意味)、エンジンから異常があるときはオーバーヒートが考えられます。次の対応をしましょう。

・他の交通の妨げにならないところに車を止める。

・エンジンを止めずに水温標示が正常になるまで待つ。

・冷却装置のリザーバ・タンク内の水量を確認し、下限ライン以下なら補充する。

・冷却水の量に異常がない場合は、故障の可能性が高いので修理業者に依頼する。

 

走行中にエンジンの回転数が上がった後、故障などにより下がらなくなったとき

次のように対応しましょう。

・ギアをニュートラルにする。

・安全な場所に停止する。

・エンジンを切る。

 

走行中タイヤがパンクしたとき

走行中、急にハンドルがとられたりしたときは、タイヤのパンクが考えられます。

慌てず、次の対応をしましょう。

・ハンドルをしっかり握り、車の向きを保つ。

・断続ブレーキなどを使いゆっくり速度を落とす。

・他の交通の妨げにならに所に車を止める。

 

後輪が横滑りを始めたとき

急ハンドルや急ブレーキなどで、横滑りしたときは、次の対応をしましょう。

・アクセルを緩める。

・後輪が滑っていく方向にハンドルを切り、向きを立て直す。

・緩やかにアクセルを踏む。

 

下り坂でブレーキがきかなくなったとき

下り坂でフットブレーキがきかなくなったときは、次の対応をしましょう。

・減速チェンジする。

・ハンドブレーキを引く。

・それでも止まらないときは、待避所に逃げ込んだり、ガードレールや山肌に車を当てたりして止める。

 

対向車と正面衝突の恐れがあるとき

・警音器を鳴らしながらブレーキをかけ、できるだけ左側によける。

・道路外に危険が無いときは、道路外に出る。

 

大地震などのとき

地震災害に関する警戒宣言が発せられたとき

大規模地震対策特別措置法により、指定されている強化地域(東海地震への対策として静岡県全域や、その付近の都や県の一部)に対して、内閣総理大臣から警戒宣言が発せられる可能性があります。その時は次のような措置をとるようにしましょう。

車を運転しているとき

地震の発生に備えて低速で走行。

カーラジオなどで情報収集。

車を置いて避難するときは、できるだけ道路外に置く。

(やむを得ず道路に置くときは左に寄せ、ドアロックせずにキーもつけたままにする。)

車を運転していないとき

津波から避難するためを除き、避難のために車は使用しない。

 

緊急地震速報が発表されたとき

運転中に緊急地震速報が発表されたときは、非常点滅表示灯をつけたりして、周りに知らせながらゆっくり速度を落としましょう。

 

大地震が発生したとき

車を運転しているとき

安全な方法で左端に停止する。

停止後はカーラジオなどで情報を取り、対応する。

引き続き運転するときは、道路の損壊や信号の停止などに注意する。

車を置いて避難する場合は、左端に停止して、ドアロックはせずにキーもつけておく。

車を運転していないとき

津波から避難するためを除き、車は使用しない。

津波から非難するため車を使用する場合は、道路の損壊や信号の停止などに注意する。

 

災害対策基本法による交通規制が行われたとき

災害が発生したり、発生しそうな場合に災害対策基本法により、緊急車両以外の車両が禁止されたり、制限されたりします。一般車両は次の措置をとらなければなりません。

規制の行われている道路外に移動させる。

・すぐに移動できない場合は、道路の左に寄せ緊急車両の妨げにならにようにする。

ドアロックはせずに、キーもつけておく。

警察官が車の移動を命じた場合はそれに従い移動する。

 

武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律などによる交通の規制が行われたとき

日本に対して外部からの武力攻撃が発生りたり、発生の危険がある場合に、武力攻撃事態等における国民の保護のための措置に関する法律により、緊急車両以外の車両の通行が禁止されたり、制限されたりします。

また、自衛隊等の使用する車両以外の車両を禁止したり、制限したりします。

 

 

まとめ

「道路状況の悪いときの運転」も「非常時の措置」も「大地震などの時」も普段から体験しているものではありません。だからこそ慌てたり、間違った行動をしてしまいやすいです。

しかし、多くの場合が間違った行動のせいでさらに状況が悪化してしまうことがあります。

そのため、平素から対策法を学び備えておくことが必要ですね。

 

 

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