皆さんこんにちは、今回は学科教習23のうちの項目12「乗車と積載」についてお話していこうと思います。
「レンタカー借りてみんなで旅行行かないか?」
「おっ!いいね!6人で旅行なんて久しぶりだね♬」
「レンタカーは軽自動車でいいよね、安いし。狭いけどなんとか行けるでしょ!」
楽しそうな会話ですね。
でもちょっと待って…、その人数、本当に乗れるのですか??
この車は何人乗りなのか、どのくらい荷物が積めるのかを把握していることも運転手の務めですよね。
【目次】
乗車または積載の方法
①運転者は、座席でないところに人を乗せたり、荷台や座席でないところに荷物を積ん
だりしてはいけません。
つまり、「人は座席」「荷物は座席か荷台(トランク)」ということですね。
しかし貨物自動車に荷物を積んだときは、その荷物の見張りのために必要最小限度の
人を荷台に乗せることができます。
②自動車に人や荷物をのせるときは、次のようなのせ方はいけません。
・運転の妨げとなるのせ方。
・自動車の安定性が悪くなるのせ方。
・方向指示器やナンバープレートなどが見えなくなるのせ方。
乗車または積載の方法の特例
出発地の警察署長の許可を受けたときは次のようなのせ方ができます。
・荷台や座席でないところに荷物を積むことができる。
・貨物自動車の荷台に人を乗せることができる。
乗車または積載の制限
乗車定員
乗車定員(運転者を含む)は、車検証に記載されている人数を超えてはいけません。ただし、子供(12歳未満)を含む場合はこの限りではありません。
子供(12歳未満)は3人で大人2人分と数えます。
積載の制限
積載量は車検証の記載を超えないようにしましょう。
量ばかりではなく積み方にも決まりがあります。
四輪車の場合
・前後それぞれ、自動車の長さの10分の1まではみ出すことができる。
・左右それぞれ、自動車の幅の10分の1まではみ出すことができる。
・高さは地上から3.8mまで(軽自動車は地上から2.5m)
二輪車の場合
・積載装置の長さ+0.3mまではみ出すことができる
・左右それぞれ、積載装置の幅+左右0.15mまではみ出すことができる
・高さは地上から2mまで
初心運転者の二人乗りの禁止
大型二輪免許や普通二輪免許を取得してから1年を経過していない人は、二人乗りをしてはいけません。ただし、側車付き(サイドカー付き)は除きます。
※他にも免除される条件があります。
転落などの防止
運転者は、人が転落したり、荷物が転落・飛散しないようにドアを確実に閉め、ロープやシートを使って確実に積みましょう。また、転落してしまった場合には速やかにその物を除去するなど対応をしましょう。
危険物の運搬
危険物を運搬するときは、包装・積載などを確実にし、危険物を運搬中であることを示す表示板などを掲げるようにしましょう。また、駐車中も危険物の見張りなどをしましょう。
まとめ
今回は「乗車と積載」についてお話してきました。
間違った方法では違反になるだけでなく、重量やバランスの悪化が原因で悲惨な事故につながる例も少なくありません。
同乗している大切な人や、他の車を巻き込んでしまわないためにも正しいのせ方を守るようにしましょう。
新潟県公安委員会指定 水原自動車学校
フリーダイヤル:0120-62-0808
公式ホームページ:https://www.unten.co.jp/