今回は項目6「交差点の通行、踏切①」の続き、「その②」として、お話していきます。
『なぜ項目6「交差点の通行、踏切」を二回に分けて説明するの?』ですって?
実は、交差点は、学科・技能ともに、『事故率が高い場所なので、特に学習が必要!』なのです!!
前回を復習したい方は、コチラを見てくださいね。
上記にて、【交通整理の行われていない交差点】について説明いたしました。
今回は、【交通整理の行われている交差点】と【踏切】について触れていこうと思います。
【目次】
交通整理が行われている交差点とは?
まず始めにおさらいです。「交通整理が行われている交差点」とはどう言う意味でしょう?
「赤、青、黄の三色の信号機がある交差点」「警察官など手信号によって整理されている交差点」のことを言います。
つまり、この交差点の通行方法は教程2「信号に従うこと」が大きく関係してきます。ですので、信号のルールについてはそちらを見返いていただければと思います。
ということで、ここでは交差点の通行という項目に準え、以前技能教習のポイントで出てきた左折、右折のルールを学科の視点からではどう書かれているか見てみましょう。
左折の方法
「あらかじめ出来るだけ道路の左端により、交差点の側端に沿って徐行しながら通行しなければなりません。」と、示されています。
では、そうしなければならないのか?
・左端に寄せる理由:バイクや自転車の隙間侵入(巻き込み事故)防止、左折アピール
・側端に沿う理由:交差点内で他車との交わり回避するため
・徐行:横断歩行者や他の危険に対応するため
等の目的が考えられますね。
右折の方法
●対面通行(一般の道路のように対向車もある道路)にて
「あらかじめ出来るだけ道路の中央により、交差点の中心のすぐ内側を徐行しながら通行しなければなりません。」と、示されています。
・中央に寄る理由:追い越されるの防止、右折アピール
・中心のすぐ内側を走る理由:ショートカットによる出会いがしらや、気づき遅れ防止
・徐行で進む理由:横断歩行者や他の危険に対応するため
等の目的が考えられますね。
●一方通行にて(対向車が来ない道路)にて
「あらかじめ出来るだけ道路の右端により、交差点の中心の内側を徐行しながら通行
しなければなりません。」と、示されています。
ポイントは、対面通行の時とほぼ同じですが、対向車が来ないので
・道路の右端に寄せる理由:対向車がいないため
・交差点の中心の内側を通行する理由:対面通行の道路では「中心のすぐ内側を通行」でした。微妙に違いますね!
今回の状況では、すでに右端に車が走っています。交差点に差し掛かり「右端の車が、交差点の中心のすぐ内側まで行くと危険なので、交差点の中心よりも内側を通行すればいいよ!
踏切
踏切を通過する時には、何に注意し、どのように通過したら良いのでしょうか?
まず踏切内で最も注意する事、それは、「止まる、動けなくなる」です。電車は車のようにハンドルを使って回避なんて出来ませんもんね…(;^_^A
これを踏まえて通過の仕方を見てみましょう。
踏切の通過の方法
踏切の直前(停止線あれば停止線)で停止。(信号があれば信号に従って通過)
①窓開け、目と耳で確認
②一気に通過(脱輪防止のためやや中央寄り、MTは踏切内で変速しない)
万が一、踏切内で止まった、動けなくなった時は?
まずは、非常ボタンを押したり、発炎筒を使い電車の運転手に知らせましょう。
また、周囲の人に助けを呼び、自動車を押すなどして踏切外に押し出しましょう。
まとめ
交差点の右左折方法や踏切の通過方法が細かく決められているのは事故の可能性を減らすために欠かすことはできません。
みんなで守り、安全な交通社会を作り上げるための知識として身につけましょう。
そして、2021年もあと少し!
来年も水原自動車学校を、宜しくお願い致します!!
<m(_ _)m>
フリーダイヤル:0120-62-0808
公式ホームページ:https://www.unten.co.jp/