電信柱についている、看板。よく見かけますよね。
今まで歩いていた時は、ほとんど気にしていないはずですが、自動車の運転では非常に大事なのです。
この看板、つまり[『道路標識」は「その道を初めて通る人も安全に通行できる」ように設計・設置されています。道路標識があるからこそ「あ!この道は子供が多いかも!」や「ここの交差点は右に曲がれないんだ」が分かって、大きな事故、違反を未然に防げるのです。
道路標識の重要性が分かったところで、では、本題に入りましょう!
学科教習3「標識、標示に従うこと」をまとめてみよう!
標識や標示板はたくさんあります。イラストが良く似ていたり、補助標識の有無で意味が大きく変わったりと勘違いしやすいものがあります。
そういった標識などは、間違えやすい問題としてよく学科試験で出題されるので、今回はポイントを「間違えやすい道路標識」に絞ってお話しします。
「一方通行」と「指定方向外進行禁止」
車は矢印の示す方向の通行ができます。 逆方向からの通行はできません。
車は矢印の方向以外に進行してはいけません。
「一方通行」の標識と「指定方向外進行禁止」の標識は両方とも青の看板に白矢印のイラストで、意味が非常に間違えやすいです。
一方通行は指定した方向に通行可能を示す標識なので、上矢印の一方通行であっても右左折ができるに対し、指定方向外進行禁止は指定した方向以外には通行不可を示す標識なので、上矢印の指定方向外進行禁止であった場合右左折ができません。
「左折可」と「一方通行」
この標示板のある信号では、信号に関わらず左折を行うことができます。
車は矢印の示す方向の通行ができます。 逆方向からの通行はできません。
「左折可」の標示板と「一方通行」を示す左向きの標識は、同じ左向きの矢印を示しています。
万が一、一方通行の看板を左折可と勘違いして赤信号で左折してしまったら信号無視になり、大変危険なのでしっかり覚えておきましょう。
「車両通行止め」と「駐車禁止」
車(自動車・原動機付自転車・軽車両)は通行できません。
車は駐車してはいけません。
(上の数字は禁止の時間を示しており、この場合は8時から20時までです)
「車両通行止め」の標識と「駐車禁止」の標識は二つとも丸に斜線が入ったものです。
色違いのイラストになっているので間違えないように注意しましょう。
「幅員減少」と「車線数減少」
前方で道幅が狭くなることを示しています。
前方で車線数が減少することを示しています。
「幅員減少」の標識と「車線数減少」の標識は両方とも道が狭まることを示している点は同じなのですが、幅員減少では車線数は減らず道幅が狭まる、車線数減少では車線数自体が減るという違いがあります。
「上り急こう配あり」と「下り急こう配あり」
前方に上り急こう配があることを示しています。
前方に下り急こう配があることを示しています。
坂に書かれた矢印の方向をみて、上りか下りか判断しましょう。
「自転車専用」と「自転車横断帯」
自転車道や自転車専用道路であることを示しており、普通自転車以外の車と歩行者は通行できません。
自転車の横断帯を示しています。
自転車道か、自転車の横断帯かの違いです。標識の形を覚えたり、標識下部に線のあるものが横断帯である、と覚えましょう。
「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」と「追い越し禁止」
車は追い越しのために道路の右側部分にはみ出して通行してはいけません。(右側部分にはみ出さない追い越しはできます)
車(車両)は追い越しをしてはいけません。
「追越しのための右側部分はみ出し通行禁止」は追い越し自体は禁止されていませんが、道路の右側部分にはみだしての追い越しは禁止です。
「追い越し禁止」は追い越し行為自体が禁止されています。
まとめ
道路を利用するすべての人が、安全に通行するためには道路にある「標識・標示」を正しく知る事が大切ですね。今回記載した標識は、ごく一部です。直観的に理解できるように作ってある標識が多いですし、「標識の法則」を覚えれば意外と簡単です。
詳しくは学科教習でご説明します!
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