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学科教程26 項目17「高速道路での運転」その1

高速道路、楽しみですね! 画像:写真AC


皆さん、こんにちは!
今回は学科教習の最後になります「高速道路での運転」についてお話しますね。

学生の方であれば家族旅行、社会人の方は出張等で活躍する高速道路。
一般道よりも圧倒的に速度が速いので、交通事故の際は命に関わる大きな事故に発展してしまいます。
高速道路利用者の全員が、安全で快適に利用するためには、一人一人の高速道路の運転に対する理解と実践が必要ですよね。
この教程も内容が非常に豊富なので2回に分けてお話していきたいと思います。

 

【目次】

 

通行できない車

高速道路の定義

皆さんが何気なく「高速」と言っていますが、高速道路には実は二種類あり「高速自動車国道」と「自動車専用道路」があります。

・高速自動車国道:自動車の高速走行のために作られた、全国の主要都市を結ぶ            重要な道路。

・自動車専用道路:市街地やその周辺の地域の交通を円滑にするために、自動車            のみ通行できる道路。

高速自動車道路と自動車専用道路を通行できない車

ミニカー、小型二輪車、原動機付自転車。

高速自動車国道を通行できない車

農耕用作業車のように構造上時速50キロメートル以上の速度が出ない自動車、他の車をけん引しているため時速50キロメートル以上の速度で走ることのできない自動車(けん引するための構造と装置のある車で、けん引される構造と装置のある車をけん引する場合を除く)。

 

速度と車間距離

最高速度または最低速度の遵守

高速自動車国道

最高速度 最低速度 対象車種
100km/h 50km/h 下記以外の走行可能な自動車
90km/h 50km/h 大型貨物自動車、特定中型貨物自動車
80km/h 50km/h けん引自動車、大型特殊自動車

※このルールは本線車道で適用されます。
※自動車専用道路での最高速度や最低速度は、一般道路と同じです。

スピードメーターの確認

高速道路は、広い視界で近くに障害物がないため、運転者としては実際の速度より遅く感じてしまいます。
その結果、速度感が鈍って速度超過になりがちです。
感覚に頼らず速度計で確認しましょう。

安全な車間距離の保持

高速道路では、安全な車間距離を保持しなかったための追突事故が多く発生しています。
自車の速度、他車の速度が速いことを念頭に入れ速度分以上の車間距離を取るようにしましょう。
このとき、車間距離確認区間やデリニエータ等を利用するとよいでしょう。

通行区分など

通行区分

皆さんが思い浮かべる高速道路は車両通行帯のある道路ではないですか?
そのときの通行区分は一般道路と同じになります。
なお高速道路では車両通行帯の中でもやや左寄りを通行するようにしましょう。

けん引自動車(トレーラー)などの通行区分

車の総重量が750kgを超える車をけん引しているけん引自動車は、特定の場合を除き、最も左側の車両通行帯を通行しなくてはなりません。(自動車専用道路では標識や標示で指定された区間に限る)

また、標識や標示により大型貨物自動車、特定中型自動車、大型特殊自動車の通行区分が指定されている所では、指定された自動車は、その通行区分に従わなくてはなりません。

路側帯および路肩の通行禁止

高速道路の路側帯や路肩を通行してはいけません。

登坂車線の利用

登坂車線のある道路では、荷物を積んだトラックなど、速度の遅い車は登坂車線を利用しましょう。

※登坂車線とは…交通の流れを円滑にするためや、追突事故防止のために、速度の遅い車が走るように設けられた場所です。本線車道ではないので最低速度に達しない速度で通行できます。

禁止事項

二輪車の二人乗り禁止

高速道路で大型自動二輪車や普通自動二輪車で次の要件を満たしていない者は二人乗りをしてはいけません。

①20歳未満の者

②大型二輪免許を受けて3年未満の場合(普通二輪免許も受けていて3年以上を経過した場合を除く)

③普通二輪免許を受けて3年未満の場合

④「大型自動二輪車及び普通自動二輪車二人乗り通行禁止」の標識がある場合

転回・後退または横断の禁止

本線車道では、転回したり、横断したり、中央分離帯を横切ったりしてはいけません。万が一目的のインターチェンジを行き過ぎた場合は次のインターチェンジまで行くようにしましょう。

緊急自動車の通行妨害の禁止

緊急自動車が本線車道に入ろうとしているときや本線車道から出ようとしているときは、その通行を妨げてはなりません。

駐車・停車の禁止

高速道路では駐車や停車をしてはいけません。ただし、次の場合は駐車や停車ができます。

①危険などのため一時停止するとき

②故障などのため十分な幅のある路肩や路側帯にやむを得ず駐停車するとき

③パーキングエリアで駐停車するとき

④料金の支払いなどのため停車するとき

故障時などの措置

路側帯または路肩の利用

故障やパンク、燃料切れなどでやむを得ず駐停車するときは、十分な幅のある路側帯や路肩に入って停止しなければなりません。十分な幅のないところでは非常駐車帯など幅の十分あるところまで移動しましょう。

故障車の標示

高速道路で路側帯や路肩にやむを得ず駐停車したときは、後続の運転手に停止していることが伝わるように、次の標示をしなければなりません。

①昼間は、自動車の後方150mくらいの路上に停止標示器材を置く(歩行が困難で置くことができない場合は、停止表示灯を自動車の側方の路上に見えやすいように置く)

②夜間、または昼間でも視界が200m以下の場合は、停止標示器材と合わせて、非常点滅表示灯か駐車灯または尾灯をつける。

車の移動と非常電話の利用

車の移動など

①運転継続が困難になったときは、110番通報で警察に連絡するとともに、近くの非常電話でレッカー車を呼ぶなどして、すみやかに安全な場所に移動させなければなりません。

②高速道路上は危険なので、荷物が転落・飛散したたときは、自分では取りにいかず、110番で警察に連絡するとともに、非常電話を利用して荷物の除去を依頼しましょう。

非常電話の利用

非常電話は、1kmごとにあり、受話器を取ると道路管理会社とつながります。そこで、次のことを伝えましょう。

①電話ボックスの番号

②「事故」か「故障」か伝える

③事故のときは、死傷者の数や破損した車の台数など

④故障のときは、故障の状況、車の年式や車種など

⑤車の停止場所

避難

走行ができなくなり路側帯等に駐停車した場合は、車に残ると後続車が追突する危険があるので、車には残らず、ガードレールの外側などの安全な場所に避難しましょう。

 

まとめ

今回は「高速道路での運転」の前半部分のお話をしてきました。高速道路を安全に通行するために一人一人が正しく理解し、実行していくことが大切です。
次回は「高速道路での運転」の後半についてお話していきます。

 

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